AWS Backup のボールトや復旧ポイントを全て削除しても BackupEvaluations-Count という料金が発生し続けていたので対処してみた
いわさです。
以前のアップデートで AWS Backup に特殊なボールトが追加されていまして、そちらの検証ブログを書きました。
上記の、論理的にエアギャップのあるボールト(Logically Air-gapped vault)はボールとロックが強制されるため、設定にもよりますが最小 7 日間は削除ができません。
その後 AWS Backup の料金が少しだけ増えていることをしており、7 日経過後に上記ボールトを削除しました。
これで料金も落ち着くかなと思いきや、なぜかその後も AWS Backup の料金が発生し続けていました。
しっかり確認できていなかったのですが、どうやら使用タイプ「APN1-BackupEvaluations-Count」という料金が発生しているようです。
Web で調べても何の明細かよくわからず、色々とリソースの整理をしていく中で何なのかわかったので紹介します。
AWS Backup Audit Manager の使用タイプ
先に結論からですが「BackupEvaluations-Count」は AWS Backup Audit Manager で発生する使用タイプです。
リソース追跡がオンの状態でフレームワークが存在していると発生するため、不要なフレームワークは削除すると良いです。
色々と試行錯誤
AWS Backup の何かしらのデータが残っているのだろうと思い込み、はじめボールトや復旧ポイントなどをひたすら探していました。
復旧ポイントも保護されたリソースもない状態だったことを確認しています。
また、バックアップジョブも全て無効化し、AWS Backup が動作しない状態だったことを確認しています。
しかし、依然としてバックアップジョブが停止された 10/7 以降も料金が発生していました。
その後、次のブログ記事を書くために AWS Backup Audit Manager を使っていたことを思い出しました。
確認してみるとフレームワークが存在しています。
1,000 ごとに 1.25 ドルということだったのでほぼ全く発生しないだろうと思って正直料金を気にしていませんでした。
ということで検証も既に終わっていたためフレームワーク自体を今回は削除しました。
しばらく経過を見てみると AWS Backup の料金が削除以降は発生しなくなっていることを確認できました。こいつが正体だったようです。
さいごに
本日は AWS Backup のボールトや復旧ポイントを全て削除しても BackupEvaluations-Count という料金が発生し続けていいたので対処してみました。
AWS Backup Audit Manager の情報が少なく、使用タイプで調べても参考になる情報を見つけることができませんでした。よく考えると Evaluations という表現から気づきそうなものですが...
デフォルトのフレームワーク設定で、EFS のデイリーバックアップがいくつかあったくらいだったのですが、日次で 1 ドル以上は発生していたので思ったよりも評価回数が多いようです。
AWS Backup Audit Manager をお使いの方は使用タイプからどの程度の評価が発生しているのか見直してみると良いかもしれません。